ギター弾きの「行政書士開業準備中」

行政書士開業者や受験生、または他士業に向けた真実の泉。辛口ドライ。

行政書士試験合格発表

author:daishoya2014/01/28 Tuesday

そういえば、昨日は行政書士試験合格発表でしたね。

合格された皆様、おめでとうございます!
惜しくも、合格を逃した方、残念かもしれませんが、勝負は時の運です。本気で勉強した1年間の知識は定期的に復習することで維持できます。行政書士試験は想像以上に運の要素で左右されますから、焦らずに繰り返しチャレンジし続ければ、必ず合格できます。モチベーション管理に気をつけて、引き続き頑張ってください。

さて、合格された方々には「行政書士で開業を考えている」、「これで履歴書に書く資格が増える」、「新たな資格へのステップアップを目指す」など、いろいろ考えておられるかと思います。

そこで、実際に開業している行政書士である私、ギター弾きの現場からの意見も参考までに読んでみて欲しく思います。


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まず、「行政書士って食えるのか?」とか「仕事あるのか?」とか「弁護士とどう違うのか?」等々は、このブログのあちこちに書いてますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

今日は別の観点で書きます。

テーマはズバリ「行政書士は客観的にどう見られてるのか」です。

ネットなどで検索すると、面白いぐらいに叩かれている行政書士資格ですが(僕も開業前は、ネットの書き込みをイチイチ調べて一喜一憂してましたが、ここ数年はそんなヒマがなく、最近の評価は知りません)、実際に業務をしていく中での評価は、ネットほど叩かれることはありません。

「ネットほど」という言い方をしたのは、全然叩かれないこともないので、なのですが・・・
これは別に行政書士個人が叩かれるというよりは、日行連の会員に対する指導(業際指導や、職務請求書不正使用など)の甘さなどに関して、他士業から文書が届いたりする程度です(これは重く受け止める必要がありますよ)。

ですが、例えば、士業交流会や、士業の知り合いに会った時など、行政書士の仕事について、その大変さに共鳴こそすれ、ネガティブなことを言われたことはありません。
ネットや報道では犬猿のように書かれる弁護士さんや司法書士さんでも同様で
私個人では、互いにお仕事を振り合ったりしてますし、得意なジャンルについて「教えて欲しい」と電話を頂くこともしょっちゅうです。また、昨年は何度か弁護士会と直接やりとりをし、お仕事を依頼したりもしました。

 逆に士業など業界の方以外では、行政書士の知名度は(良くも悪くも)低く、あえて行政書士の肩書きを探すのは、建設業や風俗業など限られた業界の方、それも経営者か、総務部の方になると思います(うちの事務所は全然顧客層が違いますが、一般的でない業務を取り扱っているので・・・)。

 実際、行政書士の仕事の大半は、中小企業の経営者が何か別の業種に新規参入するときや、総務部がすでに取得している許可の更新・変更を依頼する際に発生することが多いのです。
そういう意味では、行政書士というのは弁護士や税理士に比べるとマイナーな分野であることは間違いありません。

 このことから、実際に経営者や総務部の方でさえ、「行政書士に相談したいけど、一体どこにいるの?」という、まるで小人や妖精を探すような状態になることもあるようです。私の場合、行政書士であることを告げると「初めて、本物に出会った!」と言われたこともあります(笑)。

 ともかく、このように行政書士なら相談できそうな自体に出くわした場合、ITに強い人なら「京都 行政書士」とかネットで検索すれば、問題ありません。
 しかし、多くの行政書士を必要とする方、具体的に言うと建設業の方や、外国人の方など、ネットを活用されない方も多かったりします。

こういう場合に「行政書士会」が窓口となり、企業と会員行政書士を結び付けれるインフラが整えば良いのでしょうが、なかなか簡単にいかない事情があります。
あと、これは珍しいケースかもしれませんが、当事務所では、商工会議所や日本政策金融公庫からお客様をご紹介頂くことがあります。
逆に言うと、このような施設から行政書士の評価が決して低いわけではないことなので安心していたりします。

それと、これも個人的な話で恐縮ですが、昨年に私は建設業の書籍を出させて頂いた訳ですが、本当は当事務所の主要業務である契約書に関するものが出したかったわけです。
しかし、100人に聞いたら100人が「契約書といえば弁護士」と考えるでしょうし、それは実際問題難しい話となります。
にも、関わらず今年(早いものは春までに)、私は契約書に関する書籍を数冊出させて頂くことになりました。

これは、どういうことかと言うと

客観的に捉えるのは「肩書きではなく、個人の適正」ということになります。

行政書士資格を取ったからといって、仕事を依頼したい人は殺到しませんが、外国人の在留許可に詳しい人が「弁護士だろうが、行政書士」だろうが関係なく「外国人の在留許可に詳しいから頼みたくなる」訳です。

たしかベストセラー「7つの習慣」でも、大筋の話はそんな内容だった気がします。
薄っぺらい肩書きのみで仕事をしていくのではなく、人格(能力ともいえます)を磨き続けることこそ大事です。

行政書士試験にめでたく合格された皆さまは

・行政書士で開業
・知識の担保として就職
・別の資格取得に励む

いずれも間違いではないですが、大切なのは自分に合ったキャリアプランを立てて
それにピッタリ来るように道を選択して頂きたくことと思います。
今回のテーマをひっくり返すようですが、周囲の雑音に振り回されず、まずは自己と向き合って決断してください。

それには、まず「自分には何が向いているのか」、「自分は行政書士資格をどう生かせるのか」をじっくり考えてみてください。

その答えが「行政書士で開業」となった方は、気軽にこのブログにコメントで悩み相談してください。

まだ、確定的ではありませんが
契約書の原稿が全部書き終わったら、次は行政書士開業を目指す人向けの実務知識習得ができる書籍を出したいと思ってます。

その際、再びこのブログで宣伝しますので、お楽しみに・・・


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行政書士試験の話|11:49 AM|comments (0)|trackback (x)|

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